パーキンソンガイドライン2018、脊髄小脳変性症・多系統萎縮ガイドライン2018を読み込んでいます。
優秀な研究者・医師等のエビデンス・進捗状況は最低限理解・吸収し、その他、最新文献等の併読も進行しています。
パーキンソン病は修飾療法(根治療法)の手前まで来ていますが、多系統萎縮にはほぼ無効で、さてどうしたものか? しかし、腸内細菌叢の影響の多彩さは、まさに絶句ものです。
精神衛生も含め、ほぼ生命活動全域への影響があります。
個人的見解なのですが、患者様に「命はお腹にあり、感情は心臓にありますよ」と日頃ご説明してきました。
もちろん、異論はあるでしょうが、心臓神経叢や腸内細菌叢の自律神経系ネットワークの場が、発生学的にも優位に立つのは当然で、ある書籍で「理性など、性欲の前には、ひとたまりもない」との生物学者の言葉を思い出します。